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工藤 博*; 中村 直樹*; 山本 春也; 鳴海 一雅; 楢本 洋
JAERI-Review 99-025, TIARA Annual Report 1998, p.185 - 187, 1999/10
チャンネル条件下で、準表面層で生成する2次電子の収量と2次電子の回折効果を確認するため、Si単結晶表面に非晶質層を形成した後、100keV/uのHeイオンを入射して、2次電子スペクトル(0.21.0keV)を調べた。その結果、以下の結論を得た。(1)2次電子の回折効果は、この実験の誤差範囲内では明確には現れないので、イオン入射時の結晶学的情報を直接的に反映した表面解析が可能である。(2)2次電子の発生、表面への反跳過程の実験結果は、計算結果とよく対応する。したがって、イオン誘起2次電子分光法は、高感度な表面解析法と有用になる。特にオージェ電子分光と組合せることにより、重元素マトリックス上の軽元素の結晶学的解析が可能になり、ほかに類を見ない貴重な手法となろう。
中野 正明; 山下 清信; 藤本 望; 野尻 直喜; 竹内 光男; 藤崎 伸吾; 徳原 一実*; 中田 哲夫*
JAERI-Tech 98-017, 61 Pages, 1998/05
高温工学試験研究炉(HTTR)の過剰反応度を燃料追加法によって測定する場合について、制御棒の干渉効果が過剰反応度に与える影響を評価した。制御棒が全引き抜き状態の実効増倍率から求める過剰反応度に比べて、制御棒操作を考慮することによって、-10%~+50%程度の測定値が変化することがわかった。また、干渉効果の影響を小さくするためには、被測定制御棒、補償制御棒とも複数の制御棒を用いればよく、(1)被測定制御棒として第3リング制御棒を除く13対を用い、そのうちの1対の反応度測定の際にその他の12対を補償制御棒として用いる組合わせ、(2)第1リング制御棒6対を(1)と同様に用いる組み合わせ、が過剰反応度測定に適していることが明らかになった。
工藤 博*; 島 邦博*; 石原 豊之*; 竹下 英文; 青木 康; 山本 春也; 楢本 洋
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 90, p.533 - 536, 1994/00
チャネリング条件下でMeV/u領域のイオンと結合電子との2体衝突過程で生成される2次電子の分光測定により、イオン・固体相互作用に関係する興味ある結果を得たので以下の項目に係わる報告を行う。1)単結晶中の化学結合に関係する電子の実空間での分布。2)固体中を運動する高速重イオンの遮蔽効果。3)イオンのシャドウイング・パターンの可視化。4)表面数10層の格子不整の解析。
中村 武彦; 細山田 龍二*; 谷内 茂康; 石島 清見
JAERI-M 91-185, 98 Pages, 1991/11
NSRRでは、トランジェント棒と呼ばれる中性子吸収体を臨界状態の炉心から高速で引抜くことによって炉出力を急上昇させるパルス運転が可能である。合成パルス運転と呼ばれる運転モードでは調整棒のバンク操作により10MWまでの炉出力を数秒間達成(高出力運転)した後、トランジェント棒によるパルス運転を行う。この際、高出力運転部では、3本のトランジェント棒は最後に行うパルス運転での投入反応度に応じて、不均一な挿入状態となっている。このため、炉心の周辺に配置された一部の中性子検出器が、トランジェント棒の影響により通常よりも低い指示を示す、いわゆるシャドウイング効果が現れる。トランジェント棒位置による中性子場の変化を3次元中性子拡散計算により求め、各検出器に対するシャドウイング効果の程度を解析的に評価した。
二村 嘉明; 鎌田 裕
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(10), p.750 - 763, 1979/00
被引用回数:0原子炉圧力容器のISIでは、クラックの事例や破壊力学からも表面検査を体積検査と同等以上に重視する必要がある。JPDRでは表面検査に重点をおいて遠隔Bore Scope Method及び遠隔Smeck Methodにより圧力容器のISIを1968年以来3回実施して来た。両法では、それぞれ3回共ほぼ同じ結果が得られ、且つその方法の有効性も立証された。遠隔Smeck法の検出能力(深さ)は1mm、位置の再現性は3mmであることが立証された。また、Shadowing Broe Scope Methodの開発により、表面欠陥検出能力及び精度の向上が示された。JPDRのISI結果より、ISI法のSystem化が欠陥の検出精度及び定量評価の向上に寄与するものと考えられる。